個別指導塾の闇 !?大学生アルバイト講師ってどうなの?
2024/01/11塾を選ぶとき、「どんな先生が教えてくれるのか?」はみなさんが気になるところかと思います。どうせ塾に通うなら良い先生に出会いたいですよね。
昨今、学習塾業界では集団授業よりも「個別指導スタイル」がどんどんシェアを拡大しています。それに伴って増加しているのが、大学生アルバイトによる個別指導です。
生徒1人1人をサポートする個別指導には、生徒の数だけ塾講師も必要です。それほど多数のプロ講師は存在しないため、大学生のアルバイトが重宝されるわけです。
あくまでも大学生のアルバイトですから、指導について経験豊富なプロとは言えません。この点で、特に保護者の方々は指導のクオリティが気になることと思います。
今回は、主に個別指導塾への通塾をしている、または入塾を検討している方に向けて、大学生アルバイト塾講師から指導を受けるうえで確認しておきたいポイントについて検討してみたいと思います。
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【検討すべきポイント】
- ・大学生講師のプロフィールは明確か
- ・大学生講師との体験授業はあるか
- ・カリキュラム、教材は誰がつくっているか
- ・塾側の都合に振り回されるリスクはないか(振替・講師交代)
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①大学生講師のプロフィールは明確か
自分が指導を受ける塾講師のプロフィールは非常に重要です。担当に就く前に、なるべく情報を開示してもらい、確認しましょう。
プロフィールの中で具体的に確認しておきたいポイントとして、
- ・どこの大学に在学中か
- ・文系、理系どちらの学部か
- ・入試は一般入試か推薦入試か
は最低限教えてもらいたいところです。
特に大学受験を控えた高校生が、受験対策として塾に通う場合、当然ですが自分の志望大学以上の大学に在学している人に教えてもらいたいはずです。それ未満の大学にしか合格できていない講師から、志望大学の過去問対策などの指導を受けるイメージはあまり湧かないかと思います。
また、有名大学に在学中の講師でも、よく確認すると一般入試(=受験勉強)を経験していないケースもありますので注意が必要です。目的が高校の授業の補習程度であればそこまで気にする必要がないポイントかもしれませんが、自分の大学受験に関わるのであれば確認しておきましょう。
また、できれば文系理系どちらの学部に在籍している講師なのかは、自分の進路となるべくマッチしているほうが理想的です。同じ境遇にあれば、講師からのアドバイスもより頼れるものになります。
そしてこれまでの指導経験が多い講師のほうが、当然信頼できます。
これはプロ講師でも同じことですが、多くの生徒を担当すればするほど、生徒の性格に合わせて指導ができたり、生徒がつまずきやすいポイントを事前に想定して指導できたりするものです。
②大学生講師との体験授業はあるか
プロフィール上で自分の理想に近い先生をアサインしてもらえたとしても、実際にその講師と顔を合わせて話してみないと分からないことはたくさんあります。
その点で、顔合わせを兼ねた体験授業の機会がしっかりと用意されているかどうかは非常に重要です。
プロフィールに問題なく、挨拶程度の会話までは好印象だったとしても、教え方がうまいかどうかは別問題です。例えば、何か生徒が分からないことを質問した際に、全然答えが返せない講師も残念ながらたくさんいます。
体験授業を受ければ、その講師のコミュニケーションの取り方や、指導のスタンス、知識的に信頼できそうかなど、ある程度は様子を掴み、判断することができます。
もし実際に担当予定の講師との体験授業がない個別指導塾があるとすれば、
- ・体験授業分のバイトの給料など、コストを惜しんでいる
- ・講師力に自信がないから隠している
- ・バイト講師はクレームが来たらすぐに変えればいいと思っている
など、いずれにしても顧客である生徒に対して紳士的とは言えない塾かもしれません。
③カリキュラム、教材は誰がつくっているか
①②については生徒・保護者の中で、この記事を読まずとも自ら確認していた方も多いかもしれません。そんな中、意外と盲点なのが、この③です。
個別指導塾において、指導者(講師)選びは重要ですが、それと同等に重要なのが、どのような内容をどのように指導してくれるのかというコンテンツの部分です。指導者とコンテンツの両方が良質でなければ、成績向上は見込めません。
個別指導塾で生徒に提供されるカリキュラムは、どのように決まっているのか。この部分をしっかり確認せずに入塾してしまう高校生がたくさんいます。
パターンとしては、
- ⑴大学生アルバイトが使用教材も含めて全て決める
- ⑵塾で規定された教材リストの中から、大学生アルバイトが選んで決める
- ⑶すべて塾側が決めたものを大学生アルバイトが自分なりに指導する
- ⑷すべて塾側が決めたものを大学生アルバイトが塾の定めたマニュアルに沿って指導する
のいずれかです。
そして、驚くべきことに、よく名前を聞くような大手の個別指導塾を含め、多くの個別指導塾が⑴か⑵の方式で運営しているのです。
よく言えば実際に指導にあたっている学生講師の判断にまかせているとも言えるのかもしれません。しかし前述のように、あくまでアルバイトであり、プロではありません。経験年数も最長で4年、指導人数も数人から十数人でしょう。そのような人物が、目の前の生徒の学力を正しく理解し、それに合わせて長期的な学習プランを練り、教材を選定し、最適な方法でその教材使用して指導できるでしょうか・・・。絶対に無理です。
その部分を大学生に丸投げしてしまうような⑴⑵のパターンが、実は個別指導塾業界での主流となってしまっているのです。
これも学校の補習に塾を使うような場合であれば、ある程度許容される部分はあります。例えば自分が苦手な単元を講師に伝え、その指導をしてもらうだけなら、教材はむしろ生徒側が選んでいるようなものであり、ピンポイントで弱点を補強してもらう指導によって生徒のニーズは満たされます。
しかし受験を見据えた長期的な勉強に関して言えば、やはり⑴⑵のスタイルは非常に厳しいものがあり、⑶⑷のスタイルが圧倒的にオススメです。
もし大学受験の本格的な勉強まで見据えて、個別指導塾を検討しているのであれば「カリキュラムは誰が決めているんですか?」と入塾前に質問してみるといいかもしれません。
④塾側の都合に振り回されるリスクはないか(振替・講師交代etc)
大学生アルバイト講師は多忙です。自分の大学での勉強や、サークル活動、就職活動など、日々様々な予定をこなしています。塾講師のアルバイトはそんな生活のほんの一部を占めるものでしかありません。
時に塾の授業を予定通り実施できず、日程変更の申し入れが講師から起こることもあります。これは仕方のないことですが、生徒側からすれば、頻繁にこのようなことがあれば勉強サイクルが乱れ、迷惑を被ることもあるでしょう。
そのため、アルバイト講師の都合が悪くなった場合、塾としてどのような制度を設けているかは確認しておいて損がないポイントです。
パターンとしては
- ⑴講師と生徒の双方で振替日を決める
- ⑵別のアルバイト講師が授業を代行する
- ⑶正社員が授業を代行する
などがあります。
塾によっては、入塾時に「代理講師の授業はアリかナシか」を選択するケースもあります。いずれにせよ、あまり塾側の都合に振り回されるような場合は転塾を検討したほうがよいでしょう。
また授業の日程変更だけでなく、講師がアルバイトを辞めることに伴い、生徒の担当講師が強制的に変更されてしまうリスクもあるのが個別指導塾です。例えば受験学年の秋などの大事な時期で、講師が就職活動に入ってしまい交代になるなどということも十分に起こり得ます。
これもアルバイトである以上は仕方のないことですが、そういったリスクを予め知っておくことと、その時の塾側のサポート体制を事前に確認しておくべきです。
正社員講師が責任をもって引き継いでくれたり、確実に自分のニーズを満たす新しい講師をきちんとアサインしてくれるような塾であれば信頼できるでしょう。
以上、大学生塾講師を使った個別指導塾について検討してみました。
最後に
OUTCOMEも個別指導スタイルの塾です。
しかし、上記のような個別指導における不安要素を取り除くべく工夫を凝らしています。
OUTCOMEは生徒一人に対し、大学生講師が1名と本部正社員講師が1名、合計2名が担当につきます。
連絡を取り合うLINEグループも、この3名で作りますので、本部講師からのサポートがしっかりと受けられるようになっています。
メインの授業担当は大学生講師ですが、もし大学生講師の都合で授業が予定通りできない場合は、普段からLINE等で様子を把握している本部講師が責任をもって授業を代行します。
またカリキュラムは大学生ではなく、塾本部が作成しています。
さらに授業の進め方やテスト内容まで、すべてがマニュアル化されており、仮に講師経験が浅い大学生講師でも、クオリティが保たれるような仕組みがあります。
マニュアルがあるとは言え、大学生講師自身の力量も必要です。
そこでOUTCOMEでは、講師の採用にあたり「一般入試でGMARCH以上の大学に合格した経験のある者」という条件を定めています。
ここまでこだわってこそ、大学生講師が担当する個別指導というスタイルであっても、きちんと成果が出せるのです。
OUTCOMEは塾名の通り、成果にこだわっています。
質の高い、手厚いサポートを受けながら大学受験に向かって英語の学習を進めたい方は、是非入塾をご検討ください。
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